ピアノ日誌「音の葉、言の葉。」(おとのは、ことのは。)

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☆演奏中緊張してきたら、どうやって立て直すか。

☆演奏中緊張してきたら(小さな失敗をしてしまったら)、どうやって立て直すか!?…


おそらく、みなさん、興味アリアリな話題だと思います。

実は、このタイトルでブログを書こうと思ったきっかけは、

「はらっぱ館ティータイムコンサートvol.4」のYouTubeアップロードのための録音をお願いした、

「サウンドスタジオ モンキーポット」さんの松田健史さんから、言われた一言でした。

松田さんいわく、「いや~、Shinonomeさんて、ちょっと間違っても、動揺したり…っていうのが、

顔や態度に出ないんですね~、メンタルの強い人なんだなぁ…と感じました。」




…いやぁ~、そうじゃないんですね~。自信のないとこだらけの人間なんで、「メンタルは強くない」んです。

ただ、山形県人にありがちな、「自分が演奏を間違ったり、ちょっと失敗したら、正直に表情に出してしまう…」

という「癖」は、なるべく出さないようにしています。むしろ、間違ったら、余計に「自分は演奏がうまいんだ!」

というような、表情を作ったり、態度を(自分自身の存在を)大きく見せたりするように心がけています。


まず、顔の表情は重要ですね!(笑)その次余裕が出てきたら、態度。その1秒から10秒くらいその

表情や態度を我慢して続けていれば、11秒後くらいから、「普段のコンディションに戻る」もしくは、

もっとラッキーなことに、いいイメージやインスピレーションが沸いて、「普段よりいい演奏になる」ことが

あります。「いいイメージやいいインスピレーションが湧く」状態になるには、


「自分の好きな対象を見つけておく必要がある」と思います。ピンチの時は、その好きな対象を

思い浮かべるのです。

それだけでは、思い通りにいかないこともありえます。人生を積んでくると、「好きな対象」と半目するような、

事柄を大切にしなければならないことがあり、「どうやってバランスをとればいいのだろう」とか、

「どうやったら、矛盾しない自己でいられるのだろう」と悩みます。(僕もそうです。)


ちょっと抽象的すぎるなぁ…とお感じになる方のために、私の場合…ということで具体例を。

まず、自分のピアノの演奏に関して、「好きな対象」を見つけてしまいました。それも最近。⊂^^U

ヘンティネン・クミさんという方がカレンダーでフラワーアレンジを披露しました。(要するに、僕が、

そのアーティスティックな美しさと、自然を感じさせる優しさの融合に魅せられて、そのカレンダーを

買ったわけです。)カレンダーの最後のページにヘンティネンさんへの連絡先が書いてあったので、

電話をして、ご著書がないか尋ねてみました。1冊ある。というお返事と東京へいらした時は、

是非、スクールへお越しになってお話なさってください…という大変フレンドリーなアシスタントさんの

言葉を受けて、ますます好きになりました。ヘンティネン・クミ先生は、長いあいだヨーロッパを転々と

されて、フラワーアーティストとして勉強と表現をされてきたのですが、特にフィンランドで学んだことが

大きかったようです。先生がおっしゃるにはヨーロッパといっても各国によってスタイルが全然違うし、

フィンランドでは、首都ヘルシンキから車で10~15分走ると、すぐ森に出る。森に入り、散策したり、

キノコ狩りや、ベリー拾いをしたりして「森、湖」を楽しむんだそうです。そういう生活をしている中で、

「森や湖」から芸術的なインスピレーションを受けるんだそうです。僕も早速真似をして、近所の

自然の中に入り、歩き、いい空気を吸って、楽しんできました。(雪がまだ積もってるし、氷が張っていて、

朝は坂道はちょっと危なかったけれど(笑)。)家に帰ってきて、すぐピアノを弾きましたが、すぐに、

反目する対象と対峙することになりました。「イタリア」の基本の伝統の重みです。

僕のホームページでもうたってる通り、イタリアがクラシック音楽の基本に忠実で、それをこなした上に

自分の個性を作り上げていく…という高いハードルがあります。これにも今持って悩んでますが、

一つ情報が入ってきました。ある、フィンランドに関する特集を組んだ雑誌「BIRD」に載っていたコラムで、

その中にイタリアからやってきて、フィンランドに移住してきた芸術家が言っておりました。

「イタリアは基本の伝統を大切にしてさらにその上に自分の個性を乗せていくので、ハードルが高いが、
フィンランドでは毎日が新しい個性の表現をアーティスト達がやっている。」と。

これで、僕の、重圧が3分の1くらいに減りました。


このように、好きな対象を見つけて、そこに自分を突っ込んでいくと、なにかしら自分にいい情報が、

得られるようです。自分の演奏も、頭の中では「イタリアの基本の重要さを認識し、これからも吸収していく」

心構えではおりますが、演奏自体、表現自体を僕自身が楽しんで、さらにお客さまにも楽しんでもらうには、

自分が好きな対象…スタイルを織り交ぜて表現してもいいのではないか…芸術とは、百人の観衆がいたら

百人に好かれなくてもいいのだから。これを、僕の答えとして、音楽の表現を楽しみながら、深めていく

つもりです。自分の心のバランスもうまく取れるようになったようです。これが僕の実体験です。


ずいぶん、長い挿話になってしまいました。m(_ _)m。この挿話で、自分の演奏に奥行が出てきたことが、

想像していただけるでしょうか!?ちょうどよいことに、YouTubeへ、演奏をアップしております。

「vol.1,2,3」と「vol.4」を聴き比べてみていただいて効果の程を実感していただけるかどうか、

是非、試してみてください。視聴は、出来るだけ1曲くらいに絞って聴き比べをした方がわかりやすいかと

思います。

…ワンポイント…僕がわざわざ、「好きな対象」と言ったのは、「好きな対象」は、僕が見つけたフィンランド

スタイルが問題解決の鍵だと思って欲しくないからです。人によって、「好きな対象」が違っていいのです。

このブログはおそらく、様々な年齢層の人たちが見ていると想像しておりますので、ここまで丁寧に

注釈をつけてみました。また、「好きな対象」は、時と共に変わるのが自然だと思います。



僕がフィンランドスタイルに救われたのは自己表現にのみに限定してのことだけでなく、

他の方の演奏を聴く時も、苦痛でなくなりました。「その人の良い部分、自分が居心地がいいと感じる部分」を
素直に受け入れて音楽を聴けるようになったので、いろんな個性を懐柔できるようになりました。

これから、他の人の演奏を聴くことも楽しみになりましたよ!余計な情報を頭に入れずに、

自分の素直な感性で音楽を楽しめるようになったことは何よりの「宝」です。


…これで、タイトルの答えになりましたか?!

質問、大いに受け付けております。
こちらにコメントをお残しください。
みなさんで、この大きな問題を共有できたら幸いです。☆彡
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by shinonome-saitoh | 2015-02-15 01:45 | 談話

はらっぱ館ティータイムコンサートvol.4の動画アップしました

今日、一日(半日!?)かけて、YouTubeへのコンサートの動画を

1曲ずつアップしました。

私がイチ押しの曲をここに貼りますね~(^O^)。

コンサートで弾いたプログラム最後の曲で、

ラフマニノフというロシアの作曲家で、近・現代に属します。

といっても、知らない方…引きつらないでください\(^^)/

綺麗な和音で構成された素人さんでも聴きやすい曲となっています。

よく、ラフマニノフを「ロマンチック」「メランコリック」などと評することが多い作曲家です。

ロシアの大きな大きな「鐘」をイメージしてくださいね!!

日本では、鐘はお寺で外側から木槌で叩きますが、ロシア(ヨーロッパ系)では、鐘を内側で…

あれは、金属!?系!?…よくわからなくてごめんなさい…。m(_ _)mで、叩きます。

ロシアの鐘も日本に負けずに大きくて、あちこちでゴンゴン鳴ると、迫力満点です。

それでは、どうぞ、お聴きください。

いかがでしたか!?

今度は、是非、「生」ではらっぱ館でお会いしましょう!!
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by shinonome-saitoh | 2015-02-11 19:41 | ピアノ 演奏会 発表会関連記事

「はらっぱ館ティータイムコンサートVol.4」が終わり2

このコンサートは、ドリンク1杯を注文していただき(¥200~¥250)その中から、

原材料等を3割ほど引かせていただいて、残りは、このはらっぱ館のピアノの修繕費に

当てられます。ピアノも定期的にメンテナンスをしていけば、500年はもつんですよ!!\(◎o◎)/!(笑)。


ホントです!!

この説明を毎回ちゃんとやらせていただいています。

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そして、もし、さらに募金をお願いできるのであれば、こうして募金箱を設置し、募っております。

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こうして「第3回」までに貯まった募金額は総計で4万円を超えました。

さて、今回の「第4回」ではいくら貯まったか、ご報告を受けるのが楽しみです。┌(┌^o^)┐

傷みが激しくなった鍵盤部分を修復することから始めますが、このはらっぱ館の調律をお任せしている

狩野真さんにお願いすることにしてあって、7万円でやってもらえるそうです。一流の腕でしかも

埼玉からいらっしゃるのに…ほんとうに頭が下がります。狩野さんに任せれば絶対安心・安全です。

なぜなら、今、使っている私のピアノも狩野さんに調律や保守・点検を任せているのですが、

とても弾き心地がよく、音も「その楽器が最大限に魅力を発揮できる音」に仕上げてくれるからです。

こんな実力者、そうはいませんよ!!(笑)o(^▽^)o

話は戻りますが、500年使用できることは、「物を大切にする精神」もありますが、「ピアノ、

本来の芳醇な音がでるようになるまで使う」ということです。ですから、20年や30年でピアノを

どこかにやってしまうのは、本当にもったいない話。( ◔ิω◔ิ)



プログラム終了後、お子さんたちから花束をいただきました。

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花束をいただいて、とても喜ぶ私…

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アンコールでは「トロイメライ」を…

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左側にYouTUbeにアップするための「ミュージックレコーダー SONY HDR-MV1」

YouTubeに順次アップします。「はらっぱ館ティータイムコンサート」でYouTube内で

検索をかけていただくと、演奏を聴くことができます。1曲づつアップしていきます。

皆様、もう少しお待ちくださいませヽ(*´∀`)ノ。

終わり。
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by shinonome-saitoh | 2015-02-10 11:08 | ピアノ 演奏会 発表会関連記事

「はらっぱ館ティータイムコンサートVol.4」が終わり1

2015年2月8日(日)…私の地元、山形市みはらしの丘の「ミュージアムパーク内はらっぱ館」にて、

ティータイムコンサートVol.4を開催いたしました。今回は、ピアノのソロコンサートということで、

自分が感性を触発されたフラワーアーティストの写真をご紹介して、演奏いたしました。

そのフラワーアーティストは日本人で北欧(フィンランド)のスタイルを完璧にマスターされて帰ってこられた

立派な方です。アーティスティックなんだけれども森の自然の中にいるような、心が和む作品に全て

仕上がってます。「ヘンティネン クミ」さんとおっしゃいます。私も彼女の真似をして、近所の沢を上り下りし、

自然の中に身を置いて、そこから何かを吸収するようなそんな感覚でピアノの演奏の準備をしてきました。



本番は、まさにフィンランドのような雪景色で、それでも天候は良く、お客様は、立ち見が出るほどの

盛況ぶり。演奏家冥利です。

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お正月(旧正月)らしい飾りつけで皆さんをお出迎えしたのでした。

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いよいよ演奏に入りました。終演後の感想では、「音が優しい」とか、「音楽がのびのびとしている」とか、

やはり、自然に触れると演奏も変わるようですね。自分自身もピアノを弾きながら、ヘンティネンさんの

作品を一つ一つ想像しながら、また、時にはフィンランドの森やみはらしの丘の自然を思い出しながら、

自由に弾かせていただき、とても演奏後、気持ちが良かったです。

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この「はらっぱ館」という空間は「キッズルーム」を有しており、演奏も子供たちの耳に入ってきます。

私は、それがとてもうれしいのです。なぜなら、小さい子供たちが生のプロの音楽に触れられるチャンスって

あまりないじゃないですか。このスタイルでずーっと続けていきたいです。

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2へ続く。
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by shinonome-saitoh | 2015-02-10 10:34 | ピアノ 演奏会 発表会関連記事