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2022-05-29 3行ポジティブ日記

午後から『第6回 山形県合唱祭』を山形テルサで
聴いた。僕を幸せな気持ちにしてくれた団体…
羽黒高等学校合唱部 についての感想を少し
書きたいと思う。


この団体の響きは、異彩を放っていた。
とても魅惑的な和音の調べが、ホールの響きに
とても良く溶け込んでいた。

また、ピアノの伴奏は、合唱のもつ響きの美しさを
掻き消すことなく、合唱と一体化していて、
完全に一つにまとまっていた。


このホールの残響をここまで十分に自分達で
自由に操れるのは、(ここからは私の想像に
なるが、団員とピアニストの徹底した、
「和声の響きをとにかくよく聴くこと」この結果の
賜物ではないかと、推察している。

そして、指揮者は、響きの追及を完全に団員と
ピアニストに任せており、時折、微調整の指示を
出すくらいに留まっていた。主体が演奏者自身に
よるもの…と、この団体はそのメッセージを
我々聴衆にアピールしている唯一の団体でもあった。


音楽の在り方や個性は、いろいろあってよいと
思うし、いろんな演奏スタイルがあるのも
自然なことだと思う。


私が、特にこの羽黒高等学校合唱部を取り上げた
理由は、団員ひとりひとりに表現する自由を
与えていたことと、今の時代にマッチした
「SDGs」の考え方が演奏を通して、
大変よく表されていたことが、とても
好感が持てたからである。


これから、この羽黒高等学校合唱部に注目して
いきたいと思えたし、指揮された 春山 連 先生と
できればお話ししてみたいと思いました。

最後に、会場を一体化させて、音楽をする喜びを
観客と共有できていたことをどうにか
お伝えできたら…と思うに至っております。

by shinonome-saitoh | 2022-05-29 22:44 | ピアノ 演奏会 発表会関連記事