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行動する6 後悔しない決断術①

さて、正しいインプットで十分な情報を
得たら、次は「決断する」ことです。


「自分で決められない」「優柔不断で、
決めるまでにいろいろ迷ってしまう」という
人は多いですが、ものごとを決める際に
私がおすすめする「決断術」は、以下の
3つです。

①最初に思いついた方を選ぶ
②ワクワクする方を選ぶ
③5秒で決める


まず、①の「最初に思いついた方を選ぶ」
ですが、この根拠になるのが、「ファースト
チェス理論」です。

「ファーストチェス理論」というのは、チェスの
名人が「5秒間で考えた次の手」と「30分間かけて
考えた次の手」が、86%の確率で同じだったという
実証結果から提唱された理論。
直感的に思い浮かんだ判断や、最初にした判断は
かなり正しい、ということです。


ただし、この理論で注意が必要な点は、実験対象が
プロのチェスプレイヤーであり、十分な経験や
知識を持っていたということです。自分の専門領域
での判断でもあり、経験や知識のない人がこの実験を
しても、同じ結果にはならないでしょう。


それでもやはり、最初に思いついた方を優先する
方がいい理由があります。


それは、その人の本心が最初に出てくるからです。


たとえば、「ミュージシャンになりたい」という夢を
持っていたとします。
しかし次に出てくるのは、きっとこんな言葉でしょう。
「でも、売れなかったらどうしよう」


ミュージシャンになりたい。でも、成功しなかったら
困る。
「でも」が2番目に来ますが、あなたの本心は最初に
思いついた方なのです。


最初に出てくるのが、その人の「直感」であり、
「感情」であり、「心の声」とも言えます。


それに対して、後から出てきたものは「理性」です。
もしかしたら、「常識」や「正論」、「打算」
「言い訳」かもしれません。「~した方が
安心だ」という考え方です。


この場合は、最初の「直感」や「心の声」に従って
動いた方が、後悔はしません。


成功するか失敗するかわかりませんが、少なくとも
後悔はしない。
逆に言うと、後の「理性」を選んだ場合は後悔します。
なぜなら、「自分がやりたかったこと」ではない
方を選んでいるからです。「本当は、ミュージシャン
になりたかったのに……」という後悔は一生続くのです。



次回は、行動する6 後悔しない決断術②
をお伝えします。


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by shinonome-saitoh | 2022-01-17 04:26 | 日記