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書く8 「まとめノート」は究極の勉強法②

最近の記憶研究によると、記憶は、
「理解」→『整理』→「記憶」→「反復」
という4つの過程を経て定着することが
わかってます。


この4つの過程の中で、もっとも
大事な過程が「整理」です。


『きちんと整理された情報は、記憶を
定着させる効果があります』から、
視覚的にも見やすく、論理的に整理されている
まとめノートをつくることで、
効率的に覚えることができるのです。


さらに高得点を目指す人は、
「まとめノート」の全アウトプットを
行ってください。定期試験の前に
まとめノートをつくり、暗記します。
ある程度暗記したら、何も見ないで
「まとめノート」のすべての内容を
書き出していくのです。


書けなかったところは、
「暗記できていない」証拠。
一字一句、すべて書ければ、ノートが
全部暗記できたという証拠。
満点も十分にとれるはずです。


一方、まとめノートをつくらずに、
教科書や参考書にいろいろ書き込む
「掻き込み派」もいます。ただし、
先生の話を聞きながら教科書に書き込んでも、
それだけでは頭の中が整理されないため、
記憶を定着させる効果はありません。


さらに「まとめノート派」の利点は、試験
直前に威力を発揮することです。


試験前日や当日の朝など、短時間に復習するとき、
試験範囲が広いと、「書き込み派」は教科書の
大量のページを見通す必要がありますから、
全範囲を復習することは時間的に無理なのです。


「まとめノート派」の場合、ノート1冊で
試験範囲のすべての復習が効率よくできますから、
30分しか時間がとれないときでも、
しっかり復習できるのです。


私に言わせれば、まとめノートは「究極の勉強法」。


試験の成績が悪い人ほど、「丸暗記」しようとします。
整理というプロセスを省略してしまうのです。
しかし、記憶には、「理解」→「整理」→「記憶」→
「反復」の4つのプロセスが必要です。「整理」を
飛ばすと、記憶しづらく、忘れやすい状態に
なるのです。


まとめノートは試験対策に欠かせないだけでなく、
重要なところをわかりやすく整理し、
再構築するという作業は、脳を鍛える
絶好のトレーニングになります。


ノートのまとめ方は人それぞれで、
自分に合ったものをつくるべきです。


ノートのつくり方に関する本もたくさん
出ていますので、成績のいい人はどんな
ノートをつくっているのか、効率的な
ノートはどんなものか、ノート術の
本で学んでみるのもいいでしょう。


次回は、第5章 行動する
「行動」なしに自己成長はない を
お伝えします。


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by shinonome-saitoh | 2021-12-19 01:49 | 日記