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今日の「belle sonorite」音楽会の感想…。

今日、(正確には昨晩…2010,07,09,(金))の音楽会はすばらしいものでした。
前半の部で印象に残ったのは、なんといってもシューベルトの「冬の旅」から5曲。
僕は、ピアノ専攻だからどうしても、まずピアノを聴いてしまいますが、
あのシューベルトの長調から短調に行ったり、短調から長調に行ったり…の感じが
まさに「シューベルト!!」といった匂いプンプンで、とてもすばらしかったです。
伴奏者は庄司香代子先生。そう、あの、古書でお世話になった、紅花書房の
庄司さんの奥様です。
休憩中は、僕の小学校の同級生(5年間同じクラス)に、ほんと、久しぶりで会いました。
クラスメイトの名は志鎌聡子さんです。
芸大卒業後はイタリアに留学され、結婚し、そのまま、今もイタリアに住まっておいでです。
「イタリアはどう!?」って僕が聞いたら、「私には合ってるみたいで。」という答えが
返ってきました。「それ正解だよ!!」って言ってあげました。
やはり、西洋音楽のとりこになったら、ヨーロッパに居ることが一番安らぎだよね~。
←誰に言うでもなく、ひとりごと…(笑)。
写真を一緒に撮っていただきました。聡子さんのお父様に撮っていただいた貴重な一枚。(^^♪
休憩後は、日本物で攻められました。(笑)←ほんと、「攻められた」ってぐらいグイグイ音楽の世界に
引き込まれていきました。「沙羅」より…歌い手は米竹貞郎さん。特に印象に残ったのは、
2曲目(漢字が読めない…)と3曲目の「占うと」。男性らしいどっしりとした響きは、
この作品の本領を発揮していたのではないか…と思っています。
ソプラノの志鎌綾子先生(聡子さんのお母様)の「紫陽花」(あじさい)は、何度でも聴いてみたい
名演でした。少なくとも僕にとっては。これは、伴奏もしこたま難しいし、歌い手と息を合わせるのが
難しい難曲なのですが、演奏者の辛さを感じさせないところが、僕には幸せなひとときで。
(この曲に取り組んだことがあるだけに、わかる、すばらしい演奏…でした。)。
最後の ソプラノとバリトンのための歌曲集「月曜日の詩集」よりですが、
ほんとに、どの演奏もすばらしかったです。(きっと音楽の神様が舞い降りた演奏ってこのことですね)。
「待ち合わせ」…かぁ…、…ちょっと涙ぐんでしまいました。(^_^;)←たぶん、そんな重々しい曲じゃ
ないのだろうけど、…僕は、感情移入激しすぎるんですね…きっと…曲の歌詞の意味からだいぶ
離れたところにイってしまってたと思います。(^_^;)
(僕の気持ちがネ!)
アンコールは2曲ともすばらしかったぁ。(すばらしい!を連発してスミマセン!)
なんていうか、とてもあたたかい演奏会でしたね。後半に照明を少し落としたのもよかったです。
最後、聡子さんと別れるとき、椅子運びをお手伝いしてあげればよかったかなぁ…なんて
思いながら帰途に着きました。また、今度があるから、そのときでもいいよネ!!(笑)。
では、今日は、このへんで。
今日の「belle sonorite」音楽会の感想…。_d0159273_1443637.jpg

by shinonome-saitoh | 2010-07-10 01:49 | ピアノ 演奏会 発表会関連記事